地蔵盆で扱われる地蔵盆提灯についてのご案内
当店ホームページをご覧いただきまして誠にありがとうございます。紫陽花がぽつぽつと咲き始め、夏を感じる半面、梅雨入りや気温の急上昇で蒸し暑い季節にも感じます。熱中症も甘くみていると危険な時期です。水分補給をこまめに行い、仲夏を乗り越えましょう。
さて、地蔵盆(じぞうぼん)もそろそろ近づいてきていますが、お客様の中には、地蔵盆提灯について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。地蔵盆に触れつつ、今回は提灯を中心にお話していきます。
・過去記事一覧
夏の風物詩「地蔵盆(じぞうぼん)」とは?
https://www.moriya-butudan.com/news/column/20230710-338/
■「地蔵盆」についておさらい
地蔵盆は、地蔵菩薩を祀る縁日や関連行事のことを指します。この行事は子どもたちの健やかな成長を祈願するもので、発祥の地は京都とされています。近畿地方を中心に全国に広まり、夏のお盆時期や8月23日・24日に行われることが多いようです。
地蔵盆の主役は子どもたちで、大人ではなく子どもが中心となって地蔵菩薩を供養する行事が行われます。子どもたちの健やかな成長を願う大切な行事なのです。そして、地蔵盆の中では様々なモノが扱われています。今回はその中で当店でも取り扱いのある提灯に注目して、少しお話したいと思います。
■提灯の素材には様々な種類がある
当店では和紙提灯、耐水紙提灯、ビニール提灯を取り扱っています。それぞれの特徴について一つずつ見ていきましょう。
●和紙提灯
和紙特有の温かみのある風合いと表情が魅力で、穏やかな灯りは人々に安らぎを与えてくれます。紙は、水気に弱く、雨にあたると強度が低下し、形が保てなくなるという性質があります。屋内での使用なら問題はありませんが、雨などの水分を含む屋外環境では注意が必要です。
●耐水紙提灯
耐水紙の提灯は、水に強い特別な紙を使っており、屋外でも安心して使用できます。雨天や湿気が多い時期でも、美しい光を放つことができます。耐水紙は耐久性が高く長期間にわたってご使用いただけます。頻繁にメンテナンスや交換する手間が省けるメリットを持っています。
●ビニール提灯
プラスチックやビニール素材が使用されているビニール提灯は、雨や風に強く形状を維持できます。これにより、地蔵盆が雨天の場合でも提灯を保護し、美しい光を保つことができます。また、ビニール素材は汚れにくく、汚れても簡単に拭き取ることができます。これにより、長期間にわたってご使用いただけます。
■まとめ
地蔵盆に使用する提灯の火袋の素材や提灯の灯についてお話ししましたが、時代の流れで変化はございますが、地蔵盆は時代とともにあり続けています。地蔵菩薩と子どもの縁をつなぐ提灯。ぜひ、提灯選びは子どもさんの健やかな成長を願いながら、風情を感じながら選んでみてはいかがでしょうか。