森屋仏壇店では、国産仏壇と製造工程にこだわっております
こだわりの国産仏壇
伝統の職人技を大切に。
他店では国内での製作工程が少なく、中国製の比重が高くなっても「国産仏壇」として取り扱う風潮があり、できる限り中国製で生産しようとするのに対し、
当店ではできる限り国内で生産することを信念としています。
例えば、当店でも出来る限りお求めやすいお値段の品をご用意しようとすると、どうしても一部中国で製作した彫り物を使用する時もありますが、
その部位にも日本の職人が改めて手を入れ直すなど、出来る限りの努力を行っております。
当店での国産仏壇の表記は下記のようにさせていただいております。
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純国産仏壇
全ての工程を国内で製作しています。 -
国産仏壇
国内での製作工程が8割程度。一部の部位を海外で製作しています。
こだわりの制作工程
世界に一つしかない最高級品を ご提供させていただきます
別注お仏壇につきましては、1つ1つ丁寧に手作りをしておりますので、製作期間として3ヶ月から4ヶ月お待ちいただいております。
木地の製作
材料乾燥 - 荒木取り - 墨付け - 裁断加工 - 内廻り加工・外廻り加工 - 戸・障子作り - 仮組立 という手順を経て木地を製作します。
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荒木取り
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外廻り整形加工
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戸・障子の加工
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戸・障子の加工
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内廻り整形加工
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外廻り整形加工
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外廻り整形加工
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職人の道具たち
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木地の製作完成
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木地の製作完成
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木地の製作完成
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木地の製作完成
屋根の製作
材料乾燥 - 荒木取り - 墨付け - 小物加工 - 屋根加工 - 柱加工 - 桝組み - 仮組立 という手順を経て屋根を製作します。
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墨付け
曲尺、杖で寸法をはかり、鉛筆、墨で墨付けします。 -
小物加工
墨付けされた材料から、屋根板や枡(ます)などの小物をつくります -
小物加工
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様々な製作・加工道具
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小物加工
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仮組み
加工された各部品が正確にできているか、注意しながら組み立てていきます。 -
屋根の製作完成
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屋根の製作完成
彫り物の製作
材料乾燥 - 原図作成 - 荒木取り - 下絵描き - 小割り - 荒彫り - 仕上彫り という手順を経て彫り物を製作します。
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原図作成
彫り物の図柄を決めて下絵を描きます。 -
下絵描き
かんな仕上げをした材料にカーボン紙をあてて、原図を写します。 -
荒彫り
下絵の形の線にそって切断し、大体の形に整えます。 -
仕上彫り
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荒彫り
高欄作成の様子です。 -
仕上彫り
高欄作成の様子です。 -
仕上彫り
前机(前卓)の作成の様子です。 -
高欄の完成
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礼盤・鏡盤の作成
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礼盤・鏡盤の作成
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木地への組込み
漆塗り
立て塗り工程
紙貼り - 下胡粉付け - 砥の子引き - 上胡粉付け - 石研ぎ - 墨引き - 水石研ぎ - 磨き - 中塗り - 室入れ - 中研ぎ - 箔下漆上塗 - 立塗漆上塗 - 室入れ
※堅地(砥の粉・生漆下地)も承ります。
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膠(にかわ)
動物の皮・腱・骨などを水で煮沸して作るゼラチン。 -
砥の粉(とのこ)
粘土を水などで練って、団子状の固まりにして乾かし粉砕したもの。 -
砥の粉引き
砥の粉と膠(にかわ)と糊を混ぜたもので和紙を貼り、その上から砥の粉と膠を練った物を刷毛で塗り乾かします。 -
胡粉(ごふん)
牡蠣の殻を粉末にした物。 -
胡粉と膠を合わせて練っていきます。
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胡粉付け
練った胡粉をヘラで付けていきます。 -
砥ぎ
砥石に水を付けて、平らにする為に砥いでいきます。その後、墨(松煙をにかわで練って薄めたもの)を塗って、さらに砥いだ後、乾かして、中塗り(黒い漆)を塗っていきます。 -
立て塗り漆の上塗り
中塗りの後、さらに砥いで、和紙で漆を漉して漆の中のゴミを取り除き、漆を塗っていきます。その後、室(湿度の調整した部屋)に入れて乾かします。
呂色塗り工程
紙貼り - 下胡粉付け - 砥の子引き - 上胡粉付け - 石研ぎ - 墨引き - 水石研ぎ - 磨き - 中塗り - 室入れ - 中研ぎ - 呂色漆塗り - 炭研ぎ - 胴ずり磨き - 漆すり - 角粉磨き - 仕上漆すり - 仕上角粉磨き(- 箔下漆上塗 - 立塗漆上塗)
箔押し
漆付け - 荒ふき - ふき上げ - 箔押し - 箔払い - 室入れ
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漆付け
箔押し漆を綿または刷毛で均一に塗りつけます。 -
ふき上げ
漆付けした面を、綿で柔らかく均一にしながらふいていきます。 -
金箔押し
ふき上げした面に、箔ばしで金箔をはさんでおいていきます。 -
金箔押し
金箔を押した面を真綿で軽くなでて、金箔の重なった部分を取り除きます。その後、金箔を密着させるため湿気を与えた部屋(むろ)に入れて約1日ほど乾燥させます。
蒔絵
地描き - 室入れ - 粉蒔き - 室入れ - 上絵 - 室入れ - 粉蒔き - 室入れ
(※この他、高蒔絵・箔下蒔絵・研ぎ出し蒔絵など、多くの手法があり、工程もより複雑になります。)
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漆塗りの表面に蒔絵筆という特殊な筆で漆を使い模様を描き、漆が乾かないうちに大きさや形の違う金粉や銀粉を蒔き絵を仕上げます。
彩色
下絵描き - 胡粉盛り上げ - 金箔押し - 柱彩色
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胡粉上と金箔押し
型紙から写した下絵に膠と胡粉を混ぜたもので、下絵の線に沿って盛り上げながら描いて、その後金箔を押します。 -
彩色
金箔を押した上に彩色をしていきます。 -
彩色
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柱彩色の仕上がり
金物
型紙作成 - 切取り - 墨付け - 切たがね打ち - 彫り入れ - ひずみ直し - やすり仕上 - 打ち出し・曲げ加工 - 磨き - 色付・仕上げ
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墨付け
型紙を銅版または真鍮板の上において、墨で形および模様を写します。 -
切たがね打ち
模様、型にあったたがねで切り取ります。 -
彫り入れ
たがねで模様を打ち出していきます。 -
ひずみ直し
彫り入れされた金具のひずみを直し平らにします。その後、やすりをかけて色付けまたは金メッキをして完成します。
組み立て
以上の工程を終え、仕上がった物を丁寧に組み立てていきます。