春彼岸や花まつりとは?由来や過ごし方を解説
当店のホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。1日過ぎるごとに暖かさが増してきて、春が来たな~って感じる日を過ごしています。桜を中心にいろんな花々が咲き乱れて、いい香りを感じながら公園を散歩したりできる時期で、とても過ごしやすくていいですね。さて、今回はそんな春にちなんだ行事についてお話してみたいと思います。
■春彼岸とは?
お彼岸自体は年2回、春と秋に実施されます。今回は春彼岸について解説したいと思います。仏教の行事として春分の日を中心とした7日間で、阿弥陀様へ感謝して、讃嘆(さんたん)する期間や、お墓参りや仏壇の手入れなどを通じて先祖の霊を供養する時期を春彼岸としています。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈む日で、この世とあの世が一番近くなるとされています。春彼岸は、西に沈む太陽の先に阿弥陀仏の浄土を想い、此岸(しがん[この世])から彼岸[お浄土]へいたる「到彼岸」の仏事として取り組まれてきた、日本独自の法要とされています。
仏教では「六道輪廻」の考え方に基づき、いずれは死後に転生して別の道に生まれ変わるとされています。浄土真宗ではどんな道を歩んだとしても摂取不捨というおはたらきにより阿弥陀様に救われるとされており、墓参りや仏壇の手入れやお供えものだけでなく、読経や法話を聞くなどで称えること(讃嘆)もオススメです。
お彼岸を行う際はお墓参りやお仏壇の準備などを行います。お花や線香、お水などを持ってお墓参りに行きましょう。お仏壇には牡丹餅(ぼたもち)や果物、お菓子などを供えます。お彼岸を迎えるにあたり、掃除や洗濯などの家事を済ませておくと良いそうです。
■花まつりとは?
毎年4月8日又は5月8日に行われるお釈迦様の誕生日をお祝いするお祭りです。お釈迦様は紀元前6世紀ごろにインドで生まれたとされおり、その時に天から甘露(かんろ)が降り注ぎ、地上からは花々が咲き乱れたと言われています。
また、お釈迦様は誕生した直後に「天上天下唯我独尊」と言って、右手を天に向け左手を地に向けたとされています。これらの伝説をもとにして、花まつりでは白い像(誕生仏)に甘茶(甘露)をかけたり、花御堂(花で飾った堂)でお祝いしたりするようになりました。
花まつりを過ごす時は甘茶やお花などを用意することをオススメします。また、稚児行列に参加する場合は、着物や笠などが正装と言われています。
■春彼岸や花まつりで用意するモノ
森屋仏壇では特別な日を迎えるための線香やお墓参りに必要な道具などを取り揃えております。どうぞお気軽に当店にお越し下さい。仏壇・仏具の専門家として最適なご案内をいたします。