感謝と信仰の深い意味を知る。報恩講法要とは?

お役立ちコラム
22472199_l (1)

当店のホームページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。仲秋の候、雲ひとつなく何をするにも心地のよい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?いろんな秋の過ごし方がある中で今回は報恩講(ほうおんこう)という毎年10月から1月頃かけて勤修されます法要に焦点を当ててご案内いたします。

■親鸞聖人と浄土真宗

まずは、親鸞聖人(しんらんしょうにん)についてご説明。浄土真宗の宗祖であり、日本の仏教史において大変重要な存在です。1173 年5月21日(平安 3 年 4 月 1 日)ご誕生。

1263年1月16日(弘長 2 年11月28日)90 歳で御往生。親鸞聖人は阿弥陀如来の智慧と慈悲のはたらきにより、すべての人が平等に救われていく道をあきらかにされ、この教えが後に浄土真宗へとつながっていくことになります。


■報恩講とは

浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の 90 年の御生涯の御苦労をしのび、その御苦労を通じて阿弥陀如来のお救いいただくことをあらためて心に深く味あわせていただく法要です。親鸞聖人の御命日の法要として毎年大切にお勤まりになっています。


■報恩講の由来について

報恩講の名称は、親鸞聖人のひ孫である覚如上人(かくのしょうにん)が、聖人の 33 回忌 に合わせて「報恩講私記」を著されたことに由来しているとされています。

報恩は「恩に報いる」という意味を持ち、仏教にまつわる話を聞くために「講」という字が合わさり、「報恩講」となっています。また、700 年以上続いてきた法要であり、旧暦の親鸞聖人の 命日 で行う宗派や新暦を旧暦に換算して実施する宗派など、寺院や宗派によって異なるため、10 月から1月頃の間で行われています。


■まとめ

報恩講法要は生涯をかけて阿弥陀如来の教えを明らかにしてくださった浄土真宗宗祖の親鸞聖人の遺徳をしのぶとともに、お念仏の教えとの出逢いに感謝する場でもあります。ぜひ、皆さまもこの機会にお手つぎのお寺や本山、別院など全国の浄土真宗のお寺でお勤めされる報恩講にお参りを頂ければ幸いです。


オススメ記事 オススメ記事

お知らせ・お役立ちコラム一覧へ