仏具の意味
お役立ちコラム
仏具はご本尊を供養するのと共に、ご先祖や亡き人を供養するためのものです。
お仏壇はご本尊と位牌を安置し、仏具によって荘厳(しょうごん)して初めてお仏壇としての意味を持ちます。 荘厳とは、サンスクリット語で「見事に配置されていること」という意味で、 供養は、線香、花、灯燭、飲食、お水など(五供)によって行われますが、そのための道具が仏具です。 仏具の素材もさまざまで、木製、銅器、陶器、金襴(繊維)、樹脂などでできており、素材によって価格も異なります。
香炉、花立、燭台を三具足(みつぐそく)といい、中央に香炉を置き、向かって右側に燭台、左側に花立を置きます。 また、中央に香炉、その両脇に燭台、さらにその両脇に花立を置いたものを五具足(ごぐそく)といいます。五具足が正式な飾り方ですが、小さいお仏壇の場合は三具足でもかまいません。
お仏壇に合わせて、仏具の大きさを選ぶことも大切です。 大きすぎず、小さすぎず、お仏壇内の統一性をもたせ、美しく見えるように配置してください。