お手入れの仕方
お仏壇の掃除する前には、必ずご本尊や位牌に礼拝を。
お仏壇は大変デリケートで、慎重に手入れしないとすぐに傷がついてしまいます。 月に一度は掃除し、お仏壇をできるだけ汚さないように注意しましょう。 常にきれいにしておくことが仏さまへ敬意を表すことになります。
お仏壇はていねいに注意して取り扱うと長持ちします。 直射日光や乾燥や湿気などの気温の変化に弱く、水や指紋などが付着したままだと傷みやすくなります。 風通しのよいところに置き、ふだんからていねいに取り扱ってください。
金仏壇のお手入れ方法
金箔・金粉には触れないでください。
純金は柔らかいので布などでふいたり、触ったりすると、はがれの原因となります。 ていねいにひとつひとつを取り扱ってください。 上部の段から順に毛バタキでほこりを払います。
上部の段から順に毛バタキでほこりを払います。
毛バタキで軽くほこりを払う程度にします。 払う際、毛バタキの芯が当たらないように注意してください。
漆塗りは柔らかい布で軽くふきます。
唐木仏壇のお手入れ方法
唐木仏壇は比較的お手入れが容易です。しかし木目や木地をいかした繊細な彫り物がほどこしてあったりしますので、毛バタキか柔らかい布でやさしくふきます。 かたくしぼった布でふいたあと、つや出し液を用いても結構です。
普段のお手入れ
毛バタキなどでほこりをはたき、柔らかい布などで軽くふく。 細かな彫刻などは綿(わた)などををお使いいただくとお手入れがしやすいです。
月に一度のお手入れ
普段のお手入れの後、ぬるま湯などにひたした柔らかい布を硬くしぼり、お仏壇をふき掃除します。
※金箔、蒔絵などの施した部分のある場合は、絶対にその部分はふかないでください。
仏具のお手入れ方法
仏具は磨とよばれるものと、金メッキやフッ素加工、色付けなどの加工があります。 加工の施された仏具は磨く必要がないので、仏具磨きで磨かないでください。 磨の仏具は使用していると表面に曇りが出てきますが、磨くと、もとの輝きに戻ります。
卓・高月・仏器台などの漆塗金箔をほどこしてある仏具は毛バタキや柔らかい布できれいにします。
りんや花立などの真鍮のものは、真鍮磨きで磨きます。指紋などがついたままにしておくと、光沢がなくなってしまいます。 りんは衝撃に弱いので、お取扱いにはご注意ください。
線香立ての灰も、時々ふるうなどして手入れをし、マッチ棒の燃えかすなどを香炉の中に入れないようにしましょう。